M本さんの 1950 MERCURY、 ” OXBLOOD ”
フレームの修理と、内装のリペアのため
沖縄からフィットに輸送しまして

全ての作業を終えて、沖縄に輸送しましたら
OXBLOODのオーナー、M本さんが
港まで引き取りに行ってくれまして
那覇新港から自宅まで、運転して帰る途中

途中、エンジンの吹けが悪くなってきて
自宅ガレージの手前で、エンジンストール、、、、、、
数年振りにフィットに入庫して、色々整備したので

とても調子よくなってるので楽しみにしててください
と、納車した直後なのに申し訳ありません。。。。。
ストールした時、電動の燃料ポンプの作動音が
けたたましい音になっているとの事で、

沖縄から輸送してフィットに来た時も作動音が
大きく、燃圧も上がらなくなっていたので
新品に交換して、燃圧も作動音も正常になり
調子も良かったのですが、

燃料ポンプ不良と判断して、他に要因が
潜んでいるかもしれないと、
追求や試運転が足りなかったのかと反省、、、

納車後に不具合を起こしてしまったので
ストールの原因調査と、対策を急ぎます
M本さんに症状を伺うと、しばらく走らせていたら
信号待ちに息継ぎするようになった

そのまま乗っていたら、次第に走行中に
アクセルを踏んでも吹けなくなる時があり
次第に吹けなくなる間隔が短くなってきて
その後、全然吹けなくなって、エンジンが停止。

路肩に停めて、再始動させようとセルを回すも
クランキングはするけど、エンジンが掛からず
その時、燃料ポンプの音が異常に大きくて
20~30分おくとエンジンが掛かるようになり

普通に走るようになるけど、しばらく乗ってると
それらの症状が再び出るようになり
次第に症状が出る間隔が短くなってきて
今では走らせなくても、エンジンを掛けて

10分くらいするとストールするそうで
一番可能性が高そうな原因は、何らかの
要因で燃料を送れなくなっている恐れがあり

先日交換したばかりの燃料ポンプが
もう壊れてしまったか、
燃料キャップや燃料タンク内の圧抜き、
吸気回路に異常があって

燃料タンク内に負圧が起きてしまい
ポンプに負荷が掛かって、
燃料が送れなくなるのではと想定し
まずは燃料が正常に送れてるかの調査へ

現状、正しく燃料を送れているか確認したいけど
先日、燃圧を調整するレギュレターに付いていた
燃圧計から漏れがあったので
燃圧計を撤去してしまったこともあって

M本さんにお願いして、燃圧計と道具を送って
レギュレターに燃圧計を取付して頂き
燃料が正しく送れているか、確認したら正常で
燃料キャップにも吸気する機構が付いていますが

新品のキャップも送って、動きが同じか
キャップを交換して、症状が変わるかテスト
してもらいましたが、キャップも異常なしとなり

タンク内の圧抜きや吸気の回路、燃料フィルターは、
先日フィットでポンプを交換する際
ポンプが壊れる要因になっていないか点検して
問題なかったので、それらの可能性は低いとして

燃料系統は問題ないとなると、吹けなくなる原因は
点火系統の可能性が高くなってきますが
なぜポンプの作動音が大きくなるのかも疑問、、、、

ここから先は、M本さんにお願いするのではなく
僕達が実際に沖縄に行って調査が必要
これまでの症状から、点火系統か、燃料系統に
不具合が起きていると推測されるので

修理するのに必要となりそうな部品を洗い出し、
アメリカから取り寄せして準備しまして
工具や部品、設備もいつもとは異なるのと
滞在時間も限られる出張作業となるので

時間を少しでも無駄にしないように、事前に
作業の流れをよくシュミレーションして
必要になる部材、工具を洗い出して準備しますが
点火系統に不具合が起きているとしたら

イグニッションコイルか、デスビ内のモジュール、
デスビの進角はデスビではなく、外部の
コントローラーで制御している仕様なので、
それらのどれかが悪いと想定されますが

どれに問題があっても対応できるように
全部新品を用意していきますが、
使用しているデスビ、コントローラーが
廃盤になってしまってて、同じ物が買えず

後継機を用意して、同じように機能させられるか
コントローラーは形状も大きさも変わるので
今のコントローラーと、どう差し替えるかよく確認し、

加工が必要な部分は事前に仕込みを済ませて
いざ、M本さんのガレージにお邪魔して作業へ
VIVA M本さん !!!!!!!!