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1950 MERCURY ”OX BLOOD"



 M本さんの 1950 MERCURY、 ” OXBLOOD ”


フレームの修理と、内装のリペアのため

沖縄からフィットに輸送しまして


etyywetyweyt (4)


M本さんから、追加作業の依頼があり


「トランクが1回で閉まらない」

とのことで、キャッチ調整を行い


ryuatuywry (1)


だいぶ良くなりましたが、試運転で

一般道を走らせているときに


路上の段差を乗り越えた時など


ryuatuywry (2)


ボディやトランクが動くようなときに


ロックが解除されてしまい、ボンっと

トランクが開いてしまいまして


ryuatuywry (3)


今よりもっとロックのカムの掛かりが

強くなるように調整したいのですが


強くなる側の調整しろがほとんどなく


ryuatuywry (4)


どうやら、キャッチの位置調整だけでは

解決しなそうなので


ロック側に問題がないか調べましたら


ryuatuywry (5)


ロック側は、トランクに取り付ける

ハウジングに組み込んだ後


ロックのレバーが溶接されている構造で


ryuatuywry (13)


溶接を壊さないと分解できないので


再利用できるように溶接をはがして

レバー部分を摘出しまして


ryuatuywry (16)


ロックのストライカー自体も、2枚の

プレートをプレスで加締めてあり


加締め部分も再利用できるように壊して


ryuatuywry (14)


ストライカーを分解して検証しましたら


ストライカープレート自体が弓なりに

曲がって歪んでいるので


ryuatuywry (15)


ロックのレバーの軸が斜めに傾いており


トランク側の部品にレバーを引っ掛けて

ロックした状態を保持するカムプレートが


ryuatuywry (17)


並行ではなく、傾いて角が1点で

当たってしまっていたからか


摩耗して削れて短くなっていまして


ryuatuywry (19)


加えて、ロックレバーの軸部分には

真鍮製のブッシュが圧入されてますが


ブッシュも摩耗してガタが出てるので


ryuatuywry (18)


ストライカプレートが歪んで軸が傾いている、


プレートの爪部分が摩耗している、

軸にガタがあるので、遊びが大きい


ryuatuywry (20)


ということが解りまして、恐らくですが


昔に、ロックのレバーが解除状態でない

位置にあるまま、トランクを閉めてしまい


ryuatuywry (21)


ゴン!と、ロックのレバーがキャッチに

当たってしまい、軸部分を支点に


ストライカプレートが歪んだのではと思われ


ryuatuywry (25)


ロックの爪が短くなると、ロックした時の

掛かりが 浅くなってしまい


保持する力が弱くなってしまうので


ryuatuywry (22)


ボディやトランクが動くと、掛かりが浅くて

解除されてしまうので、肉盛りして再生と


歪んで軸が斜めになっているので


ryuatuywry (23)


プレートの角が当たってしまうので


そのままでは、また早く摩耗するので、

軸を真っ直ぐに修正していきます


ryuatuywry (29)


それらを直さないと、解決しないようです


ストライカープレートの歪みの修正は

軸部分が並行になるよう合わせていくので


ryuatuywry (28)


軸部分を壊してしまわないよう


軸の周囲の裏と表を固定できる

治具を旋盤で削り出していきまして


ryuatuywry (30)


それを使ってプレス機で固定したら


歪んだプレートを真っ直ぐになるよう

曲げ直していきまして


ryuatuywry (31)


軸部分の突き出し量のクリアランスを

調整のため、溶接修理となりまして


軸のガタの修理は、軸部分の実測から


ryuatuywry (32)


新しいブッシュをボア径11.20mmで製作


素材はエンジンのカムブッシュなどで

使用される青銅系を旋盤で削り出し


ryuatuywry (34)


圧入用の治具も旋盤で削り出して


圧入側はプレス打ち抜きで、

ボアの精度が低いので


ryuatuywry (33)


圧入しろを小さめにして、


はめ合い用のロックタイトを塗り

治具を使って圧入しまして


ryuatuywry (35)


軸のブッシュの打ち替えを終えたら


摩耗していたロックプレートは

溶接で肉盛りして再生していき


ryuatuywry (36)


ストライカーの内部の修理が完了


ガタも一切なく、動きもスムーズで

しっかりロックも保持するようになり


ryuatuywry (6)


割って、分解して中を再生していた

ストライカープレートは張り合せて


プレスの加締めを再生して接合し


ryuatuywry (9)


ryuatuywry (8)


トランクの裏側に取り付ける

ハウジングの中に組み戻して


最後にロックのレバーをセットして


ryuatuywry (12)


ryuatuywry (11)


溶接して組み戻したら、ハウジングを

トランクに取り付けて完了となりました


VIVA  M本さん !!!!!!!!


[ 2023/03/28 19:15 ] 50 MERCURY *Ox Blood* | トラックバック(-) | コメント(-)

1950 MERCURY ”OX BLOOD"



 M本さんの 1950 MERCURY、 ” OXBLOOD ”


フレームの修理と、内装のリペアのため

沖縄からフィットに輸送しまして


etyywetyweyt (1)


沖縄にも出店していて、OXBLOODの

オーナーのM本さんが付き合いがある


9010デザインさんに作業を依頼して


etyywetyweyt (3)


シートも完成して、前後のシートと

センターコンソールの組み立ても完了


内装のリメイク作業が完了したら


etyywetyweyt (4)


この後、整備や試運転で新しい内装を

汚してしまわないよう、すぐに養生


オーナーのM本さんから、トランクの


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ロックの掛かりが悪いので点検を

と、連絡をもらったので


キャッチの位置を調整して、良くなりまして


etyywetyweyt (212)


キャッチの取り付けボルトの穴は

大きい穴が開いていますが


使用するボルトはそんなに太くないので


etyywetyweyt (213)


ワッシャーを入れていましたが、


締めるとワッシャーが潰れて

テーパー状になってしまい


etyywetyweyt (9)


キャッチの位置を調整しようにも、

センター位置にしか来ないので


ステンレスのプレートを作って固定


etyywetyweyt (11)


M本さんが昨年に新品に交換したという

バッテリーがあがってしまったので


負荷や、暗電流、充電系統を調査して


etyywetyweyt (10)


バッテリーもアナライザーでも調べたら


充電器でよく充電しても、本来の性能の

1/3程度までしか回復しないので交換


etyywetyweyt (12)


オルタ部では35A出力していますが、


ライト、ツイン電動ファン、エアサスの

コンプレッサーを動かすと、


etyywetyweyt (21)


バッテリー部で電流値を図るとマイナス


負荷を考えても、オルタネーターの性能が

低下していたので、交換となりまして


etyywetyweyt (13)


点検して不具合が見つかった部分の整備と

消耗品の交換などのメンテを終え


実際に街乗りや高速道路を走らせて 


etyywetyweyt (5)


試運転をはじめたら、実際に乗らないと

気付かない、解らない部分が沢山みつかり


戻ったら、修理をしたフレームに異常がないか 


etyywetyweyt (7)


オイル漏れの処置をした部分が

漏れがしっかり止まっているか


走ったら、新たに気付いた不具合の


etyywetyweyt (6)


原因の調査を進めていきまして


リアショックを交換したり、トランクの

ロックの調整をして良くなったものの


etyywetyweyt (16)


試運転で走らせていたら、トランクが

段差を乗り越えたときのショックで


ロックが解除されて、開いてしまうので


etyywetyweyt (18)


車を停めた状態で閉まりが良くなっても


走ってボディやトランクが動くと、それでは

ダメと発覚したので、対策を進めます


etyywetyweyt (19)


4輪のアライメント調整も行ったので、


試運転をして、街乗り、高速走行ともに

問題がないか、チェックしましたら


etyywetyweyt (20)


ステアリングに気になる小さな

遊びがあることがわかり


調べたら、ステアリングシャフトの


etyywetyweyt (8)


ユニバーサルジョイントにガタがあり

新品のジョイントに交換しまして


マフラーの排気臭が異常に臭いので


etyywetyweyt (14)


8連ダウンドラフトのインテークは

燃調が濃いようで、調査を進め


燃圧の調整や、EFIを書き換えて


etyywetyweyt (15)


走っては調整してと煮詰めていきますが


どうも良いところに決まらないなと

思っていたら、燃料ポンプが死亡。。。。。


etyyweftyweyt (215)


燃圧でインジェクターの噴霧量を

調整するEFIなので


ポンプが正しく燃料を送れない時に


etyywetyweyt (17)


正しい燃調が出来ていなかったのか


新しいポンプが届いたら交換して

改善されるか、調査を進めていきます


VIVA  M本さん !!!!!!!!



[ 2023/03/24 09:00 ] 50 MERCURY *Ox Blood* | トラックバック(-) | コメント(-)

1950 MERCURY ”OX BLOOD"


 M本さんの 1950 MERCURY、 ” OXBLOOD ”


フレームの修理と、内装のリペアのため

沖縄からフィットに輸送しまして


ryうううぇい


沖縄にも出店していて、OXBLOODの

オーナーのM本さんが付き合いがある


9010デザインさんに作業を依頼して


ryうううぇい1 (4)


先日、天井とリアトレー、ドアパネル、

キックパネルなどの取り付けを終え


今回、シートが完成してきたので


ryうううぇい1 (5)


前後のシートとセンターコンソールの

組み立てを進めていきます


9010デザインさんはフロントシートのしわ取りを、


ryうううぇい1 (6)


S庭師範はリアシート座面下の

化粧パネルの組み立てを進め


リアシートの背面から組み立てしていき


ryうううぇい1 (7)


リアシートの組み立てを終えたら


周囲との収まりを確認しながら

車内でリアシートのしわ取りをして


ryうううぇい1 (8)


センターコンソールに設置されている

フットランプの点灯確認をしたら


フロントシートも取り付けされまして


ryうううぇい1 (10)


新しく張り替えてもらった内装の

組み立てが完了となりまして


日本の生地だと色味が合わないと 


ryうううぇい1 (11)


わざわざ、海外から取り寄せたという

高級な本革をシートだけでなく


ドアや天井まで惜しみなく使ってあり


ryうううぇい1 (9)


室内に入ると、本革特有の匂いと


堅くなく、しっとり手にまとわりつくような

質感は、さすが本革で羨ましい


ethaetyweyw (19)


室内の内装nのみ立てを終えたら


あとはトランクの内装の組み立て前に

ひな壇に設置されているクーラーと


ethaetyweyw (18)


トランクに設置してあるエアサス、

バッテリーのメンテナンスを進め、


電装品の制御で多用しているリレーは


ethaetyweyw (20)


作動不良や不具合はありませんが


エアサスやクーラーのリレーなどは

電流が大きく、長く使っていると


ethaetyweyw (21)


接点が荒れて、作動不良になりやすいので


M本さんと相談して、リレーは消耗品と

理解して、全て新品に交換となりました


VIVA  M本さん !!!!!!!!
   VIVA  9010デザインさん !!!!!!!! 




[ 2023/03/21 09:49 ] 50 MERCURY *Ox Blood* | トラックバック(-) | コメント(-)

1950 MERCURY OXBLOOD



 M本さんの 1950 MERCURY、 ” OXBLOOD ”


フレームの修理と、内装のリペアのため

沖縄からフィットに輸送しまして


ethaetyweyw (1)


沖縄にも出店していて、OXBLOODの

オーナーのM本さんが付き合いがある


9010デザインさんに作業を依頼して


ethaetyweyw (2)


納品と合わせて、糊付けして貼っていく

天井や玉縁など貼り替えの


出張作業に来てもらいまして


ethaetyweyw (3)


天井のセンター部分の張り替えを終え


翌日は天井脇に埋め込まれている

空調ダクトをカバーする部分を取付


ethaetyweyw (4)


リアトレー部分もしっかり造り込んで


リアガラスの下側や、Cピラー部分も

すべてレザーで張っていき


ethaetyweyw (5)


後部座席のサイドパネルを取り付けたら


リアエアコンの吹き出し口も付いている

リアトレーも組み付けしていきまして


ethaetyweyw (8)


リアトレーが着いたら、リアガラスの周りは


リアガラスの窓ゴムでおさえるのが

通常の吊り天井の張り方ですが


ethaetyweyw (6)


天井もレザー張りのOXBLOODでは、


リアガラス周りの内側も高級感の

ある仕上げにするために


ethaetyweyw (17)


オリジナルでは存在しない、


リアガラスの形状に沿わせた

インテリアトリムを製作し


ethaetyweyw (10)



リアガラスのゴムや、ゴムの隙間に

生地を入れて押さえているのが


見えないように化粧されていまして


ethaetyweyw (11)


また、インテリアトリムはフロントガラスや

クォーターガラスや、サイドガラスには


付いているのに、リアには付いていないので


ethaetyweyw (23)


オリジナルなら、きっとこんなデザイン


という設計で製作して、雰囲気を統一

してあるので、違和感なく納まっていまして


ethaetyweyw (22)


天井、リアガラス周り、リアのサイドパネル、

玉縁の取り付けを終えたら、


付いてままだと、Aピラー部分が張れないので 


ethaetyweyw (15)


取り外していた、ダッシュを組み戻しまして


ダッシュボードに付いているゲージや

スイッチは、メンテナンスする時や


ethaetyweyw (9)


今回のようにダッシュを外す時が来たら

脱着が容易に出来るようにと


ダッシュに組んであるゲージやスイッチの


ethaetyweyw (9)


配線をコネクター式に作ってあったので


傷をつけないように3人掛かりで

脱着こそしているものの、


ethaetyweyw (16)


配線などの接続は簡単でスムーズ


ダッシュの組み戻しも終えたら、事前に

サイドガラスの開閉調整も終えたので 


ethaetyweyw (12)


ドアパネルの組付けを進めていき

キックパネルの取り付けも完了


運転席側のキックパネルには


ethaetyweyw (13)


フードを開ける時に引く、リリースケーブルの

ノブとブラケットがあるので、


ブラケットまで綺麗に本革で巻いてもらい


ethaetyweyw (14)


張り替えてきてもらった内装品の

組み戻しが完了となりまして


前後シートの張り替え完了待ちとなりました


VIVA  M本さん !!!!!!!!
   VIVA  9010デザインさん !!!!!!!! 


[ 2023/02/25 08:06 ] 50 MERCURY *Ox Blood* | トラックバック(-) | コメント(-)

1950 MERCURY OXBLOOD


 M本さんの 1950 MERCURY、 ” OXBLOOD ”


フレームの修理と、内装のリペアのため

沖縄からフィットに輸送しまして


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沖縄にも出店していて、OXBLOODの

オーナーのM本さんが付き合いがある


9010デザインさんに作業を依頼して


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内装は天井以外は全て分解して

貼り替えに預けていたものが


シート以外が完成したそうで


ghdh66heth6y464th (15)


納品と合わせて、糊付けして貼っていく

天井や玉縁など貼り替えの


出張作業に来てもらいまして


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作業では、何度も車内に出入りしたり


大きな内装パーツを出し入れしたり

するので、クルマに傷を付けないよう


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養生したら、ドアパネルを取り付けする前に


サイドガラスの動きが渋くなっていたので

原因の調査と対策を進めまして


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OXBLOODは、ドアパネルを付けたら

見えなくなる面も、肌も綺麗に仕上げて


しっかりボディと同じ色が塗ってあり


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作り手や塗装屋さんのプライドを感じます


メンテナンスなどで作業する人も

モチベーションがあがりますね


ghdh66heth6y464th (18)


今回、内装はデザインは変更せずに


生地を海外から取り寄せた本革を使って

総張り替えとなりまして


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ドアパネルやセンターコンソール、

リアトレーに天井のパネルも


全て同じ本革の生地で張ってもらいまして


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内装の張り替えに伴って、取り外していた

室内のトリムやパーツも養生し


内装屋さんの作業スペースも準備


ghdh66heth6y464th (1)


OXBLOODの天井は、吊り天井ではなく

下地のアルミパネルを天井に取り付けてあり


そこに生地を張っていく構造でして


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アルミの下地パネルに生地を張ったのち、

車内に入れて取り付けていますが


またアルミパネル外して外に出すには


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ガラスや外装モールの取り外しも必要になり


取り付けてから時間が経っているガラスや

シールを外すのはリスクなので


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内装屋さんに無理を言って、車内で

張り替えを行ってもらうことにして


事前にフィットで天井の生地を剥がして


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剥がした以前の生地は、新しく張る生地を

切り出すときの型紙に使えるようにして


以前の天井を張っていた糊の跡も綺麗に掃除


ghdh66heth6y464th (6)


クルマの天井は、牛の体より面積が大きいので


本革の場合、一頭からとれる革では足りず

数頭分の革を使って張ることが多いようですが


ghdh66heth6y464th (19)


今回、1枚で張れるサイズの大きな革を

入手することが出来たとの事で


天井は縫い目やパターン無しの一枚で施工へ


ghdh66heth6y464th (7)


最初にアルミパネルに下地のウレタンを

張ったのち、本革の1枚革を張っていき


無事、天井部分の張り替えが完了


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天井の両脇には、空調ダクトが通っており


そこのカバーは吹出し口が付いたり、

整備時に外せる構造に作ってあるので


ghdh66heth6y464th (21)


そこは事前に預けて、張り替えてきて

もらったパネルを取り付けていき、


ドアの開口部分の玉縁も取り付けてもらい


ghdh66heth6y464th (m2f1) (3)


2日間のクオイオデザインさんの出張作業が完了


他の張り替えてきてもらった内装品は

後日フィットで組み戻ししていきます


VIVA  M本さん !!!!!!!!
   VIVA  9010デザインさん !!!!!!!! 


[ 2023/02/19 18:11 ] 50 MERCURY *Ox Blood* | トラックバック(-) | コメント(-)