M本さんの 1940 MERCURY ”BREEZEE”
アメリカから輸入した車両の不具合部分の修正と
好みにリメイクプロジェクトを進めてまして

アメリカで組まれていたエアサスを
ACCUAIRにアップグレードとなり
ハイトセンサーの取り付けに進みまして

センサーの取り付けと言っても、付くところに
組むだけでは、ACCUAIRは正しく機能せず
エアバックのストロークとサスペンションのストローク、

センサーの有効長との兼ね合いがあり
ACCUAIRのコンピューターは、クルマを地面に
置いて全上げから全下げまで動かした時の

ストロークを検知してその50%の中間地点を
ライドハイト位置として認識し
②の車高に自動でメモリーする仕組みなので

バックストロークの中間地点がセンサーの可動域の
中間になる位置で、なおかつロワーアームと
センサーが並行になる取り付けが前提となり

なおかつ、タイヤ交換でジャッキアップしたり
リフトで車体を持ち上げるときは
地上でエアサス操作をして動くバックストローク以上に

足回りの重みが加わって、下に降りてくるので
バックストロークで設定したセンサーの
可動域以上に動くことになって、

そこも考慮して組まないと、センサーが壊れるので
ジャッキアップやリフトで上げた時に足回りが
垂れる分も対応できる取り付けが必要

ハイトセンサーの取り付けを終えたら
ACCUAIRのモジュールの初期設定と
各作動のテストに進みまして

カリブレーションしたのち、①②③のボタンを
押したときの作動をテストしていたら
②への作動は問題ありませんでしたが

③の車高にいこうとすると、車高を上げたり
下げたりを延々と繰り返してしまい
車高調整が終わりませんの刑。。。。。

原因は、リアのサスペンションが2リンク
プラス テラルロッドという構造なので
サイドTOサイドの動きが出来ず

4輪の車高を個別に検知して、完全に4輪を
独立させて制御するACCUAIRのECUは
右のリアの車高を上げる信号を出すと

4輪を独立して動かせない2リンクなので
左のリアも一緒に車高が上がってしまい
上がってしまった左リアを下げようと信号をだすと

右のリアも下がってしまうという動きになって
いつまで経っても合わせたい車高になりませんが
ECUはなぜ合わないのかを認識できないので

合わせようと指示を出し続け、上がったり
下がったり、ずっと動き続けるという事態。。。。
E-LEVELのエラーこそ出ないものの

ずっと車高調整の動作を繰り返してるので
エアを使い続け、コンプレッサーが回りっ放しになり
熱を持って、温度以上のエラーが出て止まったり

このままだと、E-LEVELのECUも壊れてエラーが
出て動かなくなるパターンなので
試運転と設定作業は中止し、この問題を解消するには

4輪独立で動くサスペンションに作り直さないと
いけないので、さて困りました。。。。。
VIVA! M本さん & VIVA! S庭道場!!!!!!