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1948 FLEET MASTER CONVERTIBLE EL-CLASSICO VINTAGE and ANTIQUES

”現代でも快適に乗れるクラシックカー”をコンセプトに、1930年代~1960年代のアメリカ車を中心に輸入、販売、レストア、カスタムを行っています

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1948 FLEET MASTER CONVERTIBLE



 1948 FLEET MASTER CONVERTIBLE


74年前のクルマですが、快適仕様へ

アップデートする作業を進めてまして


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コアサポートの歪みと腐食の修理を終えたら


MUSTANGⅡ化すると、オリジナルの

コアサポートを取り付ける部分が


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無くなるので、新らしく製作していきます


TCIから、MUSTANGⅡクリップ用の

コアサポートマウントキットなるものが


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リリースされているので、取り寄せしましたが

コンバーフレームには合わないことが判明


コンバーフレームに取り付けると、マウント部分の 


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角度が合いませんが、それでも丸ごと新しく作るよりも


TCI製を加工して、コンバーフレームに合うように

作り直す方が工数を短縮できるので


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フレームに取り付ける土台部分はそのまま利用し

角度が合わないメンバー部分は切断。


TCI製の構造上、メンバー部分を摘出し切断すると


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のちにメンバーの角度を合わせて組み込む際に


メンバー部分の長さが足りなくなるので、

同じ形状の鋼材を足して延長しまして


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コアサポート用のクロスメンバーは、完成すると

メインフレームにボルト止めする構造なので


念のため、現車に取り付けして合わせながら


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事前に計測したコアサポート位置に合わせて 

両端の取り付け部分をフレームにボルト止めし


そこにメンバーを角度を合わせて仮付けしまして


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本溶接の際は、熱歪みが出づらいように


ファイヤーウォール下で切断したフレームを

クルマから取り外して、定盤の上に載せ


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そこにコアサポート用のクロスメンバーも

固定したまま、本溶接していきます


両端の取り付け部分に角度を合わせて接合したら


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接合も強度もじゅうぶんですが、TCI製だと

角度が合わなかった部分が残っているので


そこの部分を残したままだと見栄えが悪いので


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コンバーフレーム用の角度に合わせた

造形に作り変えていきまして


完成したものは、製品を通り越して、もはや作品。。。。


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取り付け部分のL型の側面にだけ接合でも

強度的には耐えると思いますが


TCI製が2面で保持する構造になっていたので


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同じ様に取り付け部分に2面で接合しつつ


クロスメンバーと取り付け部分の接合部はパッと見、

滑らかな面で綺麗につなげたように見えますが


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アールや逆アールを多用した複雑な造形で


面の角を落として滑らかにするにあたり

強度を落とさないように丸めた内側まで


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巻き込むようにリブや耳を追加したりと

緻密な計算と、加工技術を駆使してまして


このような造形を生み出すデザイン力や


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加工技術は、GAKU君の得意分野なので


今後も様々な加工や、作り物の場面で

才能を偉観なく発揮してくれると思うので


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次はLSクラシックエンジンと4L60Eオートマを

搭載するために、くりあしないといけない


様々な条件と位置探しの検証作業に進みます


[ 2022/02/12 08:18 ] 48 CHEVY FLEETMASTER CONV | トラックバック(-) | コメント(-)