CUSTOM STEERING ”1940　MERCURY”　EL-CLASSICO VINTAGE and ANTIQUES

　M本さんの 1940 MERCURY ”BREEZEE”

アッセンブリー作業を進めてまして


ウインカーのキャンセル機構を作ったら





ホーンリングでちゃんとホーンが鳴るように

ボス部分に加工をしていきます


本来なら、付属するホーンリングで





ホーンは鳴るのですが、クラシックカーだと


ホーン部分の部品が壊れていたり

壊れた部品を交換や補修したくても　





入手できなかったりで直せなかったり


ホーンコンタクトの構造が複雑なので、

仕組みが理解できなくて諦めることも





ＢＲＥＥＺＥＥ用に用意したステアリングは


古いステアリングを指定のカラーで

成型しつつ、社外品のコラムに


.


取り付け出来るように、ボス部分を当時の

キー溝構造から、現行のスプライン構造に


コンバージョン加工したため、ボスの中央の





純正のホーンコンタクト部分は全て

合わなくなってしまったのと、


そもそも、ホーンパーツも欠品していて





付属してなかったので、ホーンリングの

取り付けと、ホーン操作とキャンセル機能は


自分で何とかしてね仕様なので





見た目は抜群のステアリングですが

取り付けする人頼みなので


今回もそこはフィットで作っていきます





このステアリングのホーンコンタクトの

純正の構造がどうなってるのかよりも


コンバージョン加工してあるボスと





ホーンリングの構造から、どう作っていくのが

最善かを考える方が得策なので


部材は使い易いトライシェビー用を用意し





ステアリングの中央部分が金属剥き出しですが

このままだと、接点の板バネ構造のプレートが


常時アースして、鳴りっ放しになってしまうので





接点プレートを設置する周辺は、金属に

導通しないように樹脂を積層して


接点プレートがずれないようにガイドも成型





コラムに取り付ける部分を抜き取り、


スプラインを埋め込んで溶接して

コンバージョンした際の溶接跡が





少しえぐれて低い位置にあるので


接点プレートの当たりが悪く、これだと

接触不良でホーンの反応が悪いので





溶接跡の上に、溶接で肉盛りして高さを

周囲と同じになるように整えまして


ホーンリング側は、リングを押した時に





接点プレートが押されるように、


リングの中央部分にガイドの

プレートを作成したら





ホーンリングを取り付けしたときに


ステアリングコラムとの適切な

位置になるように奥行を設定して





ガイドのプレートをホーンリングに取り付け


ホーンリングはリクロームしてあるので

溶接してメッキが傷めてしまわないよう








ボルトで取り付け出来る構造で設計


ホーンリングがステアリングに被る部分は

メタルタッチだとゴリゴリするので





ケバケバの緩衝材を取り付けしておき


ステアリングにウインカーのキャンセルカムと

ホーンコンタクトを取り付けしたら





接点プレートと絶縁プレートを取り付けし

ホーンリングを取り付けまして


ホーンリングでちゃんとホーンを鳴らす





ホーンコンタクト加工が完了となりまして


ホーンリングを操作したときの感触と

ホーンの反応もよく、





ステアリングコラムと、ステアリング、

ホーンリングのクリアランスも


バッチリで完成となりました