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1954  シボレー ワゴン EL-CLASSICO VINTAGE and ANTIQUES

”現代でも快適に乗れるクラシックカー”をコンセプトに、1930年代~1960年代のアメリカ車を中心に輸入、販売、レストア、カスタムを行っています

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1954  シボレー ワゴン



 M橋 さん の、  54 SURF WAGON


固着 していた   プロポーション バルブ と

マスター シリンダー を  交換 しまして


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続いて、 ガタ が  あった  アクスル ベアリング と  

アクスル シール の  交換 に  進みます


M橋 さん の  1954  SURF WAGON は


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デフ は   オリジナル の  トルク チューブ から、     

サード カマロ の 物 に   交換 されてまして


アクスル シャフト を 抜くには、  リア カバー を  開けて


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サード メンバー の   スパイダー ギア 部分 で

C クリップ を  外して  抜く  構造 でして


C クリップ を  外す ため には、  スパイダー ギア の


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クロス ピン と、  抜け止め の  ロック ボルト を  外します


ロック ボルト は  焼き入れ されて、  強度 が 高い

ハイテン鋼 で   出来ていますが


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外そうと すると、  だいたい  2台 に  1台 が、 

中 で  折れ込んでて  抜けません。。。。。。。


長年 に 渡り、  クロスピン が  動こうと する 力 が 掛かり


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経年 劣化 も  加わって  折れるものと  思われますが


中 で  折れ込んでると  工具 も 入らない 場所 で

壊して 抜くと、  新しい物 が 入らなくなって、  組み戻せなくなるので 


 
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折れ込んでる クルマ に  遭遇 すると、  タイヘン です。。。。。。


M橋 号 も   例 に よって、  折れ込んでたので

あの手 この手 を  使って  奮闘 しまして


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ナンとか   抜き取って、  アクスル シャフト も  外せまして


アクスル ベアリング と、  シール も  取り外したら

部品 を  確認 して、  新品 を  オーダー。


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アクスル シャフト が  曲がって いないか  測定 したら


運転席側 の  シャフト の、  サードメンバー側 が  

曲がってる 事 が   判明 したり、、、、、


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ホイール シリンダー も  ガタ が  ひどく、  

バック プレート の  溝 も  削れて  広がってるので


溶接 で  肉盛り して、  再生 したり。。。。。


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実際 に  外してみると  判明 する  不具合 も  多いですし


直さないと  組み戻せない 部分 や、  危険 な 事態 は

見送る こと ワケ にも  いかなく なるので


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当初 の  予定 通り には  終わらない ことも  多々 発生 します。。。。。。


シール から  デフオイル が 漏れて、  オイル まみれ に なってた  

ブレーキ は  全て  分解 し、  よく  掃除 しまして


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新品 の  ホイール シリンダー を  組み付けたら


アクスル ベアリング と、  シール も

新しい 物 に  組み替えて


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アクスル シャフト を   取り付けたら


折れ込んでいた  クロスピン の  ロックボルト も

新しい 物 で   組み直しまして 


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リア カバー  の  ガスケット は  付いてなくて

液体 ガスケット だけで  付いて いましたが


ガスケット も  新品 を  用意 して  取り付け したら、


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デフ オイル を  入れて   アクスル ベアリング、 

アクスル シール の  交換 が  完了 です


続いて、  漏れた   オイル を  吸っていた  


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ブレーキ シュー の  張り替え と、   ドラム の  

面研磨 も   完了 して  届いたので


MASATO と  A田 くん が   全バラ に  なっていた 

リア ブレーキ  の  組み立て を  進めまして


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構造 が  複雑 で、  難しい と  言われる  ドラム ブレーキ  ですが


この 二人 は、  特 に   ドラム ブレーキ の  知識 や  

経験 に  たけているので、   FIT での  ドラム ブレーキ 作業 は   


もっぱら  この 2名 が   担当 して いまして


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当 の  本人達 も、  60年 と  64年 の  インパラ 乗り ですが


「  ちゃんと  やれば、  ドラム ブレーキ でも  じゅうぶん  効くから

  
   ディスク ブレーキ に する  必要 なんて ないね 」   と、


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2人 とも、  ドラム ブレーキ の まま   乗ってますし


「  俺 のは ちゃんと 効くから、 パワー ブレーキ も  要らない 」

と、  MASATO は   ノンパワー で  4輪 ドラム ブレーキ ですね

  

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組み立て中 に、  ブレーキ シュー の  ピン が  


削れていたり、  曲がってたり してるのも  発覚 したので  

新しい 物 に  交換 して   組み立て たら


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エア抜き  と、  ライニング  調整 を  しまして

リア ブレーキ の  リビルト 作業 も  完了。


エアコン の  効き が  悪いと  聞いてたので


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今度 は  エアコン の  知識 や  経験 に  たけてる

DAICHI が  エアコン 系統 の  点検 を  進めまして


冷媒量 も  効き も  正常 で、  操作 の 仕方 の  説明 不足 が

原因 だったようで、、、、、、 故障 で なくて   ナニより です


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ガス漏れ が 多い  VINTAGE AIR なので、  念の為 

ガス漏れ を  調査 する  蛍光剤 を  入れたら


専用 ライト と  ゴーグル を  使って  調査 しまして


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ガス漏れ も  していない とのことで  ナニより です


これで   一通り の 作業 を  終えたので、  

エアコン 効かせて   試運転 に  いきまして


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ブレーキ も  よく  効くように  なりましたし、  

アクスル ベアリング から  出ていた  異音 も 消え、


エアコン も   よく 効くので   ヨシ と  しまして、


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試運転 から  戻ったら、   再度  リフト で  持ち上げて


ブレーキ フルード や、  デフオイル の  漏れ や 

にじみ が  無いか、  よく 確認 して   作業 完了。
     


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無事、  M橋 さん に   SURF WAGON を  返せまして


「  おぉっ !   キュン キュン  止まるように なった ! 」

と、  M橋 さん にも  喜んで もらえて  ナニより です   


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古い クルマ に  乗ってると、   ブレーキ の 作動 不良 や、 

ベアリング からの  異音 や  振動、


オイル 漏れ などが   付きまとい ますが、、、、、、  


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どれも   きちんと  やらないと  命に 関わるので、  

皆様 も  どうか  ご安全 に !


VIVA !  S庭 道場 &  M橋 さん !!!!



[ 2016/06/18 05:05 ] 54 CHEVY TIN WOODIE WAGON | トラックバック(-) | コメント(-)