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1948 FLEET MASTER CONVERTIBLE



 1948 FLEET MASTER CONVERTIBLE


75年前のクルマですが、快適仕様へ

アップデートする作業を進めてまして


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車高が下がるように、リアフレームを

逃がす”Cノッチ”をしていきますが


Cノッチと合わせて、乗り心地が向上するよう


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リアの板バネを、4リンク化していきまして


ロワーアームとアッパーアームの

設定を終えて、デフが傾いたときに


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デフが傾いた状態に、リアブレーキが

一番メインフレームに近くなるので


その時でも当たらない形状で設計し


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Cノッチ部分のメインフレームの

製作がはじまりまして


予め車高を下げた時のデフの位置を 


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検証して、どんなカタチにメインフレームを

作り直すか決めて、型紙を作っておき


オリジナルのフレームは、2mm厚の


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鉄板を底板になって、その上に同じく


2mm厚の鉄板をハット型に曲げて

強度を出している鉄板が


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底板にスポット溶接されている構造で


Cノッチして作り直すのも、強度的にも

その構造でじゅうぶん耐えるので


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同じ構造で作って繋げるほうが

見た目もよく仕上がるということで


同じ構造でCノッチ部分の製作となり


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型紙に合わせて、底板部分の鉄板を

切り出して、Cノッチの形状に鈑金


左右分、Cノッチ状に鈑金したら


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この後、ハット曲げ部分を作っていく際に


板を曲げながら、底板に形が合っているか

確認しながら作業を進めていくので


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曲げたCノッチの形状が動かないよう


鋼材を点付けで溶接して、治具を組んで

固定していきまして


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底板の上に乗るハット型の鉄板は


直線の真っ直ぐな形状なら、ベンダーで

曲げて成型できるのですが


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今回のメインフレームは、ナロードして

カーブを描いている形状なので


ハット型の部分も、それと同じカーブで


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なおかつ、Cノッチ状のアーチになる必要があり


そうなると複雑な螺旋状のカーブを描きながら

ハット型に曲げるのは、ベンダーでは不可能


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ハット型を1ピースで作るのが

形状的に不可能なので


下のL型に曲げた部分と側面、


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上の面をそれぞれ別々に作っていき


形を作ったのちにそれらを溶接して

一体化していく方法となりまして


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使用する板も、強度の問題から

2mmの厚みが必要なので


2mmの板をL型に曲げるだけでも


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硬くてフィットにあるベンダーでは曲がらず


鉄工所にある、本格的なベンダーを借りて

まずはL型に曲げた状態にしたら


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L型は角があってより硬くなっているので


シュリンカーやストレッチャーで曲がらず

ガスで炙って柔らかくしたのち、


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油圧ポートの治具を作って、油圧プレスの

力で曲げていきまして


下のL型の部分を合計8本作ったら


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側面の部分の鉄板を切り出して


平らな鉄板をフレームをナローして

カーブしてる形状に合わせて、


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こちらも油圧の力で曲げていきまして


厚い鉄板で螺旋状のフレームを作っていく

難しい作業はまだまだ続きます


[ 2023/09/22 11:51 ] 48 CHEVY FLEETMASTER CONV | トラックバック(-) | コメント(-)