1948 FLEET MASTER CONVERTIBLE　FIT-KUSTOMS JAPAN

　1948　FLEET MASTER　CONVERTIBLE


７４年前のクルマですが、快適仕様へ

アップデートする作業を進めてまして





レストア済と言われた、一見極上に

見えるボディも、前周りを作業していたら


あちこちに腐食部分を直さずに　





パテを盛って仕上げてあったり


根治させず、簡単な方法でごまかして

仕上げてある部分が沢山でてきたので





年式の割に極上のクルマではありますが


以前にレストアした時の処置の仕方が悪くて

きちんと直す必要がある部分を洗い出し





塗装してあると、下地の状態が解らないので

リアボディも剥離して、全容を確認し


７４年前の当時の製造技術ゆえの、





純正でも作りが悪いところもあるので


そんな部分も一緒に直して、良いクルマに

なるように仕上げていきます





塗装、パテを剥がしたら、運転席側の

クォーターパネルのボトム部分に


鉄板を上貼りした跡が出て来まして





腐食があって直したいけど、袋状になってたり

裏側にアクセスできず、きちんと直すには


クォーターパネルを外さないと出来ないので





修復を諦めて、腐って穴が開いたままだと

パテを盛れなかったり、


すぐに錆が浮き出てくるのを防ごうと





腐食している部分の上に鉄板を貼って

蓋をして、塗装したようです


インナーフェンダー部分にも、同じような　





腐食してるけど、クォーターパネルを

剥がさないと直せない部分を


外せないなりに修理した跡があるので





きちんと直すため、クォーターパネルを摘出


新車当時にボディを作る工場で

スポット溶接で接合されているので





修理したのち、組み戻す時には、


純正と同じようにスポット溶接で

接合するので、組み戻せるように





スポット部分を剥がして、摘出しまして


クォーターパネルとボディを張り合せていた

鉄板どうしの接合面は、どうしても





隙間に雨など水が入ってしまったら

抜けづらく、乾きづらい部分なので


錆びが出てしまうのは避けられず





剥がさないと錆びを落としたり、

錆び止め処理も出来ないので


製造から時間が経っているクラシックカーは





ボディの接合面は、剥がしてみると

みんなこんな感じで、サビサビです。。。


クォーターパネルを剥がした内側は





表面的な薄錆びは出ていますが、


大抵のクルマが腐ってボロボロに

なっているボトム部分は、





このクルマは全然腐食していないので


74年も経過しているクルマの割に、

ボディのコンディションはとても優秀





接合面の錆びや、ダメな修復歴は

頑張って直していきたいと思います