1959 CHEVY IMPALA　FIT-KUSTOMS JAPAN

　A田さんの1959　インパラクーペ

車検と整備でお預かりしまして


問題がないか一通り点検して欲しいとの事で





各部の点検作業を進めまして


オートマのリアシール、スピードメーターの

センサー部分からのATF漏れと





エンジンのリアシールからのオイル滲み、


デフのアクスルシャフトのベアリングが

左はベアリング自体のシールから





右がバックプレートの合わせ面から

デフオイルが漏れているのが発覚


エンジンオイルの滲みは微量なので





今後悪化したら交換することとして


他は対処しておいてほしいとの事で

修理作業を進めていきまして





ペラシャフトを抜いて、ヨークの摩耗を確認したら

摩耗や段付きは発生していないのと


ブッシュの摩耗でのガタはないのでヨシとし





リアシールを新品に交換して、


スピードメーターのプラスチックのギアは

摩耗してやや段が付いていたのと





スピードメーターも合っていないので

なるべく合う歯数に変更し、交換


ギアとハウジングが、リプロどうしだと





相性が悪くて、はめ合いがきつかったり

緩かったりすることが多々あるので


TCI製の品物で統一して交換としまして





ハウジングを固定するプレートのネジ穴が

傷んでいたので、リタップして修正しておき


デフオイルが漏れているアクスルベアリングは





左側はベアリング本体のシール部分がダメで

オイルがドラムブレーキ内に漏れてくるので


ベアリングASSYの交換が必要だったので





アクスルシャフトを抜いて、ベアリングと

リテーナーを打ち替えしたら、


バックプレートのリテーナーガスケットも交換





右側のシャフトは、ドラム内に漏れはなく

バックプレートの裏側に漏れているので


アクスルシャフトを抜いて、ベアリングと





ホーシングのはめ合い部分のシールと


バックプレートのリテーナーガスケットを

新品に交換して、組み直しとなりまして





この辺のインパラは、ベアリングの外周の

細いOリングだけだと漏れることが多いので


ベアリングの外周に液体ガスケットも塗っておきます





フロントのハブベアリングを点検したら


歪でたり、鉄粉だらけで焼けた跡も

あるので新品に交換となりまして





前後のブレーキも分解して点検していき


フロントのキャリパーも分解して

よく掃除し、グリスアップしていき





かなり汚れていたブレーキオイルは

新しいオイルに入れ替えまして


乗っていても、普通に乗れて異常を感じない　





壊れるまで気付かない部分も多いので


車検という２年に１回のタイミングを利用し、

よく点検して、整備しておくのは良い機会ですね





燃料を満タンにすると、ガソリンタンクから

ガソリンが漏れるので修理をとの事で


実際に満タンにして、どこから漏れるのか点検したら





燃料計のセンサーのシール部分から漏れるので

燃料を抜いて、センサーを取り外してシール交換


センサーを外したついでに、フロートの腐食や





センサーの抵抗値に異常がないかも

チェックして、組み戻しまして


割れていたウインカーのキャンセルカム機構の





リペアキットも届いたので、組付けていき

ウインカー、ホーンの作動不良も修理完了


雨が降っているので、試運転は後日にして





試運転しながらステアリングのセンターを

合わせたら、車検と点検、整備が完了です


FUNK　STA　４　LIFE　！！！！！！！