1940　MERCURY　FIT-KUSTOMS JAPAN

　Ｍ本さんの 1940 ＭＥＲＣＵＲＹ ”ＢＲＥＥＺＥＥ”


アメリカから輸入した車両の不具合部分の修正と

好みにリメイクプロジェクトを進めてまして





取り付けた後に固定する、ピンの穴位置が

全然合っていないので、入れるのが大変で


スカート裏のピン穴も正しい位置に直しつつ





スカートの裏に手を入れて、ピンを刺して

ピンに抜け止めのロックピンを刺す構造ですが


大きくて重いスカートを両手で持ちながら





スカートの裏側で、直接目視できないのと


車高が低くて、下から覗き込むこともできず

とてもやりづらい作業なので





オーナーのM本さんが一人で簡単に出来るよう

構造を変更することになりまして


スカートに取り付けされていたロックピン部を摘出し








両てでスカートを持って、両手が埋まっていても

ピンの抜き差しをできる構造を検証し


設計図を書いたら、動きを確認するために








実寸のモックを作って、検証しまして


問題無いことを確認したら、沖縄の湿気や

潮風に負けないよう、ステンレス板を使用し








角度を合わせて折り曲げていきまして


折り曲げる角度は、各部ごとに異なるので

現物合わせで確認しながら曲げていき








続いて、厚いステンレス板を切り出して

穴を開けたら、先ほどの板に接合し


開けた穴に通す、ステンレスの丸棒も用意。








丸棒はフライスで中央近くに溝を作り


その溝の中心部分に穴を開けて、

雌ネジを作っていきましたら





旋盤で棒の片側の端の部分を

綺麗に丸めて処理しまして


ロックピンのリンク用のロッドが完成








次は同じく錆び強いように、ステンレス製の

リンクとレバー部分の製作に進みます


ＶＩＶＡ！　Ｍ本さん ＆ ＶＩＶＡ！　S庭道場！！！！！！