ＦＵＮ ＣＲＵＩＳＥ、Ｒすけくんの ”ＴＯＰＧＵＮ”
数年ぶりに復活させ、動き出したようで
フロントブレーキの修理で預かりまして
７年前に、左フロントのブレーキパッドが割れたり、
斜めに削れるという症状が出るのでと預かって、
点検したら、キャリパーのピストンに傷があり
ピストンの動きが悪いので、キャリパーを交換
しかし、数日後には、再びブレーキを引きずる
症状が出るようになったたとの事で、調べたら
ＣＰＰ製のディスクブレーキ化するＫＩＴに
入っている、キャリパーブラケットが
プレスで曲げてある構造でしたが
厳密に計測してみたら、曲げてある角度が
正しい角度になっていないので
キャリパーがローターに対して斜めに付いてしまい
パッドが斜めに当たってしまうので
面は斜めに摩耗していきますし
キャリパーのピストンも斜めになろうとするので
ピストンの側面に負担が掛かって
キャリパー内で擦れて傷が付いてしまう
という事態になっているようで
ファンクルーズさんに出張修理に行って、
シムでキャリパーが真っ直ぐになるよう
調整してきまして、その後59インパラは
乗らずに眠っていたそうで、今年に入って復活させ
また乗り始めたら、しばらく乗って
ブレーキが温まると、ブレーキを引きずっているような
キーキーと鳴きだすそうで、まだ直ってないよと
クルマを預かって、対策することになりまして
解決しないまま、今回で３回目の修理になるので
「いい加減、今回で解決して」 と言われてるので
不具合につながる可能性のあるパーツは念のため
新品に交換して万全を期す方向で作業開始
引きずりや鳴きが出る原因を事前にシュミレーションし
作業に必要になる可能性がある部品を
洗い出して、事前に準備しまして
特殊な塗装が施されているクルマで、傷を付けたら
塗った人以外、補修困難なボディですが
養生や保護フィルム、フェンダーカバーは塗装面に
悪い影響を及ぼすので、使用しないでくれと
言われまして、超気を使う作業になるので
クルマで作業すると、傷を付けるリスクが増えるので
スピンドルごとクルマから切り離して、作業台で
作業、検証を進めていきまして
キャリパーは新品に交換してから、ほとんど走ってませんが
７年経過しているので、シールが劣化しており
キャリパーは新品へ交換へ
ローターの面が歪んでいたり、ハブベアリングや
スピンドルが悪くて、振れて回ってしまうのではとか
色々調査しましたが、問題は見受けられず
キャリパーブラケットの製品誤差が大きくて
ローターに対してキャリパーが並行にならないので
キャリパーブラケットも新品を取り寄せて
計測したら、新品も少し誤差がありまして
誤差が少ない方を使って、修正していくことに
新品のスピンドルに新品のローター、新品の
キャリパーとキャリパーブラケットを使って
隙間ゲージを使いながら、綺麗に精度が
でるようにブラケットを修正していき
ブラケットをスピンドルに取り付ける時に
隙間調整用のスペーサーがブラケットに
付属のものだと、並行が０，５ミリ狂うので
０、５ｍｍ旋盤で薄く削りつつ、スピンドルに
ブラケットを取り付けるボルト穴の径が
ボルトに対してかなり大きい穴になっており
分厚い板に穴を開けてから、プレス機で曲げて
成型してあるブラケットなので、多少穴を大きく
作っておかないと付かなくなってしまうのと思われ
今回、各部の当たり調整を煮詰めたこのセットでは
穴にガタがあると、せっかく良い位置になるよう
修正したものが動いてしまうのと
ハードブレーキ時にキャリパーが動いたり
ボルトに負荷が掛かって折れたりしないよう
ブラケットのボルトの隙間を埋める、カラーを
作ることにしまして、ブラケットの穴径と
ボルトの外径の厚みだと、カラーの厚みが薄いので
ハードブレーキ時に荷重が掛かると
カラーがちぎれる恐れがあるので
カラーにある程度、肉厚にする必要があり
大きかったブラケットの穴をさらに広げて
カラー側に肉厚を持たせられるようにしまして
カラー自体も強度があるステンレスを使用作し
片側はスペーサー兼、カラーの一体成型で製作
キャリパーブラケットの穴に対して、プレスで
圧入できる、ぴたぴたのサイズで削りだし、
取り付けたら外れない構造に作りまして
次は組み立てに進みます
ＶＩＶＡ！ Ｓ庭道場 ＆ ＦＵＮＣＲＵＩＳＥ！！！！！！！
