T江さんの 1956 BELAIR CONV
プロジェクト 進めてまして
内装のパーツの取り付け作業が進行中

パーキングブレーキの操作を行うレバーは
ファイヤーウォールの下側のフロア部分から
社外に出ていく構造ですが

フロアのカーペットを敷くと、カーペットの前側の
ギリギリのところに掛かるので
カーペットに切り込みを入れて避けさせるのですが

それでは見栄えが良くないのでと、ディマースイッチを
通す穴のように仕上げていくことに
レザーを切り出して、レバーを通したのちに

固定できるようにベルクロを仕込んでおいて
カーペットの裏に取り付けましたら、
カーペットにレバーのサイズの穴を開けて、

穴の周囲がほつれてこないように仕上げし
ファイヤーウォールの断熱マットは、レバーを
逃げるように、形状を合わせて加工しまして

これが純正かと見違えるように仕上がり、ナニヨリ
助手席側のダッシュ下には、エアコンの
エバポレーターが装着されていますが


出来る限り、配管や配線が見えないところを
取り回し出来るように作り込んでいますが
ヴィンテージエアのエバポレーターキットにも


配管を隠すカバーが付属していますが
それでも、かがんで覗き込むと金具のひとつが
どうしても見えてしまうので

ヴィンテージエアのカバーに連結できて
金具を隠せる、延長カバーを製作
脱着も、ヴィンテージエアのカバーと同じ構造にして


のちにメンテナンスでカバーを外す時があっても
カバーごとに取り付け方や、工具が違うのでは
整備性がよくないので作業性をアップさせまして

製作した化粧カバーを装着すると、こんな感じに。
遠くから見ても、かがんで覗き込んでも
金具は全く見えなくなりまして


細かいところまで拘って作り込んでてナニヨリです
続いて、エンジンがLS3で電子制御のため
アクセルペダルは、リンケージやワイヤーがなく

ペダルの踏み込み量を検出して信号を送る
電子スロットルを使っているので
ペダルにモジュールが組み込まれており

このモジュール部分も、かがんで覗き込むと
見えてしまうので、それもカッコよく仕上げたいと
電子スロットルモジュールのカバー製作へ

ペダルを分解して、ファイヤーウォールの形状や
クリアランス、取り付け方法などを検証し
構造が決まったら、型紙を作って鉄板を切り出し

生地を張って仕上げるカバー部分と
アクセルペダルにカバーを取り付ける
ブラケットの3ピース構造で製作していき

強度よりも、軽さが求められる部分なので
化粧パネルはアルミ板を使って製作し
黒いレザーを張って仕上げまして


電子スロットルの化粧カバーが完成
アクセルペダル側は加工せずに、
アクセルペダルのボルトを共用して


化粧カバーをペダルに固定できる
ブラケットも製作しまして
仮組みすると、こんな感じになりまして


なるほど、うまいこと出来ているもんですね
室内の仕上げ段階になると、このような
カバーにはじまり、細かいパーツを作って、


ウレタンやレザーも張って、内装に馴染ませて
取り付けると良くなるという作業が
ちょこちょことと、出てくるので


その都度、内装屋さんに届けて張ってもらってると
出来上がるまでに時間が掛かり
そこに絡む他の作業が進められなくなったり

現車合わせで確認しながら生地を張らないと
建付けやクリアランスが解らなかったりすることも沢山
内装屋も忙しいので、頼んでもすぐに来て

すぐに作ってもらえる訳ではないので
全体の作業をスムーズに進めていくには
このような内装屋さんにお願いしたい作業も

出来るだけ、自分たちでやっていくようにしまして
器用な職人さんは、メタルワークに限らず
なにやっても、うまく出来るもんですね

電子スロットルのカバーも完成し、取り付けされまして
まだまだ、カスタム作業が続きます
VIVA! S庭道場! VIVA! T江さん!!!!!!