Mさんの 1961 CHEVY CORVETTE
ゲージ交換、ブレーキの修理を終え
続いて、シフターの作動不良に進みまして

エンジンがLS3、ミッションは4L60Eの
オートマが搭載されおり、
シフターはC4コルベットのモノが組まれていまして

Mりさんから、シフトレバーを操作するときに
安全装置のプッシュボタンを押して
シフトレバーを操作した後に

プッシュボタンが戻ってこない時があるとの事で
戻ってこないと、誤ってシフトレバーに
触ってしまったり、何かが当たってしまうと、

走行中にバックやパーキングにも
ギアが入ってしまうので、
ミッションが壊れたり、タイヤがロックしたり

事故や全損、死亡事故にも繋がりかねない
とても危険な状態で走ってる事になります
プッシュボタンを操作すると、数回に一度の頻度で

プッシュボタンが戻ってこない時があり
まずはナゼ、そのような事が起きるのか
原因の解明を進めていきますが

室内側からシフター付近を分解してみると
リンケージ式ではなく、ワイヤー式で
構造も複雑に見えるのと

C4コルベットのシフターを整備したことも
触った事もないので、仕組みが解りませんで
シフトノブやプッシュボタンを分解するのも

手順や要領も解らないので、勘で進めてみたら
傷付けたり、壊したりしたらタイヘンなので、、、、
ヤフオクで中古品を購入して、取り寄せし

それを見てら構造を理解し、プッシュボタンの
戻りが悪くなる要因や、分解手順を確認しまして
プッシュボタンの外し方や、ノブの外し方が解ったので、

分解しはじめたらシフターのすぐ横の灰皿に、
新品のプッシュボタンが、袋に入ったまま
突っ込まれているのに気づきまして

何故、新品が灰皿に入ってるのか解りませんが
プッシュボタンの、シフトノブを分解したら
うーん、、、、、、C4の純正シフトノブですが

プッシュボタンは純正とカタチが違うようで、、、、
裏側を見ると同じようなカタチですが
表側は窪んでいて、大きさも一回り小さく

新品とよく見比べたら、どうやらプッシュボタンは
表側と裏側の2ピース構造のようですが
それらが接着されているのを剥がして分離し

裏側だけを使って、組付けてあったようで
なんでそんな事したのか、考えてみると
C4コルベットの純正シフトノブは

黒いレザーが巻いてありますが、Mりさんの
コルベットはタンのレザーが巻いてありまして
インテリアがタンのレザーで仕上げてあるので

シフトノブ、シフトブーツも、タンのレザーで
張り直して、コーディネートしたようです
シフトノブのレザーを張り替える際に、

デザインに合わせつつ、色だけ変えたようで
オリジナルは縫い目がプッシュボタンの
穴に掛かるデザインですが、

縫い目が出っ張らないようにうまく作ってありまして
タンに張り替えてあるシフトノブは、縫い目が
プッシュボタンが動く穴にはみ出てしまっているので

プッシュボタンが縫い目に当たってしまい
スムーズに動かなかったようです
なので、オリジナルのプッシュボタンだと

縫い目に当たり、動きが悪くなるのでと、
プッシュボタンを小さくして付けたようですが
それでも縫い目に当たるので動きが悪かったようです

縫い目にプッシュボタンが当たらない
オリジナルのシフトノブに組み換えて
動きを検証すると、問題なく動くので

タンに張り替えたシフトノブが原因と判明
今の出っ張っている縫い目を凹ませることは
方法がなくて出来ないので

オリジナルに変えたいけど、色は黒しか設定がなく「
タンカラーのインテリアにノブだけ黒はカッコ悪いので、
タンで縫い目が出っ張らないように、内装屋さに依頼し

どうせなら、縫い目とのクリアランスが微妙なら
縫い目が穴に来ないデザインの方がいいので
縫い目の位置を変えるデザインの変更もお願いしまして

他にプッシュボタンの戻りが悪くなる要因がないか
点検していたら、リターン用のスプリングが
伸びてしまって、張力が弱くなっていたので

当たらしいモノに交換し、シフターの可動部分と
ケーブルをよく潤滑しておきまして
より動きもよくなり、あとはシフトノブの完成を待ちます
VIVA! Mさん & VIVA! S庭道場!!!!!!!!!!