I原さん の 1959 アパッチ、 ” アパ太郎 ”
コロナの影響で、外出や他県への移動自粛が続き
週末の過ごし方も変わってきたそうで

旅行や、遊びに行くことも難しくなってしまい
最近は新しい家族を迎えいれて
楽しい時間を過ごしているそうで

一緒に乗って、ドライブやお出掛けも出来るようにと、
アパ太郎の内装を作った、BASIC TRACKSさんで
犬用の補助シートを作ってもらったそうで

補助シートは、ベンチシートのセンターに装着できて
犬が寝る時、運転席や助手席の人の足にアゴを乗せて
寝れる高さになってるそうで、面白いアイデアです

そんなI原さんが、お盆休みに久しぶりに友人と
アパ太郎でBBQに行こうと走っていたら、
バキンと音がして、車高が上がらなくなったそうで、、、、

「 ピンチです! 」 と、電話があり、状況を聞くと
走行は難しそうなので、ロードサービスを呼んでもらい
急遽、積載車でフィットに運び込まれまして

見ると、何かが荷台の床を突き破ってまして
左リアの車高が上がらないので確認したら
ショックウェーブの取り付けボルトが折れて

ショックウェーブのアッパー側が外れて、固定されて
いない状態になったので車高が上がらなくなり、
車重が掛かって、荷台を突き破ってしまったようです

折れたスタッドボルトを、熟練機械加工職人のA田くんに
見てもらったら、折れた断面に巣が沢山あるので、
「 品質不良による強度不足ではないか 」 との事で、、、、、、

クルマが完成してから、3年半後 走行中に破断。。。。。。。
ショックウェーブ装着車では、このスタッドボルトに
車重が掛かるので、強度が重要な部品ですが

新品時に外観からは品質不良を判別できないので
困ったものです。念のため、左右のボルトを新品に替え
さらにスタッドボルトに掛かる負荷を減らすように

12mmの鉄板を切り出して、折り曲げたら穴を開けて、
ねじ山を作ったブラケットを製作し、フレームに溶接
左右に設けたブラケットに取り付けできるように、

12mmの鉄板でサブフレームを製作し、サブフレームが
左右のスタッドボルトをおさえる構造に対策しまして
これまでスタッドボルト1点に掛かっていた荷重を分散し

万が一、スタッドボルトが折れても、サブフレームが
ショックウェーブの上側を抑えるので
走行不能に陥る事態は避けられるようにしまして

ショックウェーブと、フレームのクリアランスは
固定されていれば干渉することはありませんが
今回、スタッドボルトが折れてショックウェーブが
振れてしまったので、フレームに干渉してしまい

ショックウェーブのエアバック部分が削れてしまったので、
ショックウェーブは後日、新品に交換することにしましたが
今後、万が一スタッドボルトが折れてショックウェーブが

振れても、フレームに干渉しないクリアランスを確保するため
フレームを逃がすようにえぐる加工を施しまして
無事、修理と対策作業が完了しまして、試運転していたら、

アパ太郎は 以前 4リンクを R-JOINT化しましたが
R-JOINTを使った 4リンクと ACCUAIRを組み合わせると
ACCUAIRの E-LEVELシステムに不具合が起きる事が発覚。。。。。

RIDETECH社では、R-JOINTが ACCUAIRと組み合わされる
ことを想定していないと思うので、注意喚起していませんし
ACCUAIR社でも想定してなくて、警告していなかったと思いますが

ACCUAIRのシステムの不具合と、サスペンションのパフォーマンスを
大きく損なう事態になるので対策を検証し、急いで加工を施しまして
I原さんが、修理と対策を終えた アパ太郎を乗って帰る際、
以前とは違い、良くなったのを体感できたそうで、

R-JOINT と ACCUAIRを組み合わせる場合は要注意です
先日、R-JOINT化した、
OXBLOODのM本さんにも
急いで事情を報告して、対策に動き出しまして
今のところ、R-JOINTと ACCUAIRを組み合わせたのは

I原さんのアパ太郎と、M本さんのOXBLOODだけですが
今後も増える仕様なので、2台の対策後の様子を見ながら、
検証を重ねていき、改めて報告したいと思います
VIVA! I原さん & VIVA! Mっちゃん !!!!!!!!