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1950 MERCURY ”OXBLOOD” EL-CLASSICO VINTAGE and ANTIQUES

”現代でも快適に乗れるクラシックカー”をコンセプトに、1930年代~1960年代のアメリカ車を中心に輸入、販売、レストア、カスタムを行っています

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1950 MERCURY ”OXBLOOD”



 1950 MERCURY、 ” OXBLOOD ”


オーナーが S原さんから、同じ沖縄の

M本さんに変わりまして


おいうえ、8t (1)


新しいオーナーにも愛されて、また新しい

歴史を刻んでもらえると嬉しいです


そんなOXBLOODは、製作から早5年


IMG_1253 - コピー


前オーナーの S原さんが乗っていたときに

走り始めや、止まる際に、リアが振れる症状が出て


調べてもらったら、リアの4リンクのブッシュが玉砕。。。。。


IMG_0097.jpg


「 ブッシュ交換しないとですね 」 と話してたら

急転直下で、オーナーが変わることになりまして


新しいオーナーのM本さんのガレージに移動したので


20150324_193031.jpg


ブッシュ交換は、M本さんとタッグを組んで進めることに。


写真は、以前 同じようにリアブッシュが玉砕して

対策作業をした際の、アパ太郎のブッシュの写真で


20170512_055159.jpg


今回、OXBLOODのブッシュは玉砕して

跡形もなく 無くなってしまっている部分も沢山。。。。


なので、外したブッシュの写真がありませんで


ruwryu (3)


パラレル 4リンクと、ラテラルロッドを組んでますが


スラムドして、ストロークも大きいクルマでは

ウレタンブッシュだと寿命が短いようなので


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ブッシュだけ交換しても、また4~5年で駄目になるので

長く快適に乗れるよう、対策することにしまして


ウレタンブッシュはやめて、今回もRIDETECH社の


ruwryu (4)


” R-JOINT ” を 使っていきたいと思います


前オーナーの S原さんのときに、ブッシュが

ダメになったと 連絡をもらった際に


ruwryu (5)


直す際は、ウレタンブッシュはやめて 

R JOINTに変えて対策しようと話してて


その時は ロッドエンドだけ交換するのではなく





パラレルリンクのロッドも、ステンレスの

ポリッシュ仕上げのものが リリースされているので


それに丸ごと変えようとなり、取り寄せしてありまして


IMG_4opppofghj155p (30)


ロッドエンドだけではなく、 ロッドもジャムナットも

全部フルステンレスポリッシュ仕上げ、かっこいいですね


見た目がいい分、値段もいい お値段しますね、、、、


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RIDETECHから、 ステンレスポリッシュの R JOINT付きの

パラレルリンクを 取り寄せてありましたが


OXBLOODに組んである パラレルリンクのロッド長と 


IMG_4opppofghj155 (27)11


まったく同じ長さに調整しないと、ホイールベースや

アライメントが狂ってしまうので


R JOINT付きのロッドを FITで同じ長さに調整して


IMG_4opppofghj155 (5)


M本さんに送って、取り付けだけしてもらう事にしまして


まずはM本さんのガレージで、4リンクのロッドと

ラテラルロッドを外して、 フィットに送ってもらいまして


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長さを合わせようと思ったら、ロッド自体が少し長さが違い

ねじ込み式の部分で調整しても 合わせきれない長さなので


新しいステンレスポリッシュ仕様の ロッドをナロード加工することに


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ねじ込み式になっている側のロッドを切り詰めますが


ロッドを切断すると、雌ねじ部分が無くなってしまうので

ナロード加工時に使う、バーエンドなるものが存在します


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R-JOINTのロッドのナロード加工は、


ステンレス加工の鉄工所の工場長でもある

MERC9のオーナー、K藤師範にお願いしまして


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K藤師範の工場に新しいロッドと、これまで使ってた

ロッドを持ち込んで、比較して検証してもらい


同じ長さになるように位置を決めて切断したら


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切断した部分の内径に合うバーエンドを差し込み

クランプで固定したら、全周溶接してもらいまして


溶接ビートや、溶接した周辺は 溶接の熱で焼けて


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変色してしまうので、ポリッシュして仕上げてもらい

OXBLOOD用の長さに合わせた、ナロード加工が完了。  


RIDETECHの R JOINT付きの 4リンクKITは


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ブラックのパウダーコート仕上げか、ステンレスの

ポリッシュ仕上げの 2種類が選べますが、


ブラックパウダーコートの4リンクキットだと


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ナロード加工で切断部分を溶接したら、周辺は

パウダーコートが焼けて補修できないので


ステンレス製だと、ポリッシュして仕上げてれば

もともとの仕上げ通りになるので いいですね


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ナロード加工とポリッシュを終えたら、4本のうち2本は


ロッドの側面にACCUAIRのハイトセンサーを取り付けするので

センサーの検出具合が変わってしまわないように


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穴位置もまったく同じ位置になるように穴を開けて

同じねじ山を切ってもらい、加工が完了


あとはM本さんに送って、組み付けしてもらいたいと思います


VIVA  K藤師範!!!!   VIVA  M本さん !!!!!!!!



[ 2020/05/24 09:35 ] 50 MERCURY *Ox Blood* | トラックバック(-) | コメント(-)