Y室 さん の 1963 C-10 “ SPIKEY ”
昨年末 に HRCS に 出展 した 帰り道、
広島 に 向けて 走り出して 1~2時間 過ぎた頃でしょうか

「 高速 走ってるんやけど、 何か 吹けんく なってきたけ。
なんや、 水温計 も 振り切っとるけのう 」
って 電話 来たので、 次の サービスエリア で 停まってもらい

ファンベルト 切れてないか、 オイル や 水の 量を 見てもらったら
冷却水 が だいぶ 少ないと いうので、
水を 足してもらったら 解消 したそうですが、 水 減るってことは
うーん、 それって どこかから 漏れてます の 刑。。。。。。

漏れの 量によっては 広島 まで 自走するのは 危険なので
SA で 漏れの 箇所と 量を 調べて もらったら
ラジエーター の アッパー タンク と コア の 合わせ目 から
じわじわ と 漏れてくる と いうので

今は 漏れを 止める 処置 は 出来ませんが、 今の 漏れの 量なら
補水 しながら ナンとか 走れそうなので
途中 で 水 を 足せるように、 サービス エリア で
水 を 沢山 確保 してから 走り出してもらい

道中 足し足し しながら 無事 広島 まで 走って 帰宅。
水漏れ 起きてから 700 km の 道中のり だったので
気が張って、 いつもより 精神的にも 疲れますね。。。。

ラジエーター は 走行中 に クラック が 入って
水 が 漏れ出したようですが、 原因 は すぐに 解明。
以前、 吸気 の インテーク パイプ と エアクリーナー を 支えている
ブラケット が エンジン の 振動 で 折れたので、

補強 するか、 違う ところで 固定 する ブラケット 作って
直しとくけ と 言ったまま、 物臭 しましたね、 Y室さん、、、、、、
ファン シュラウド に L型 ステー を 付けて、 そこに
インテーク パイプ を インシュロック で しばってたので

エンジン の 振動 が インテーク パイプ を 伝って シュラウド、
ラジエーター に 伝わり、 クラック が 入ったようです
今後 は、 対策 で 振動 を 殺す ジャバラ パイプ を 入れたり
しっかりとした ブラケット を 使って 取り付けてもらうことにして

ラジエーター は 三協 ラジエーター さん に 送り
修理 できるか みてもらったら
直すより、 アメリカ で 売ってる 安い 新品 買った方が
安いよ とのことで、 そんな B級 買うくらいなら、

三協さん で 性能の良いのを ゼロから 作ってもらったほうが
この先 よっぽど 安心と なりまして
これまでの ラジエーター と 差し替えで 簡単に 付くように
取り付け部分の 形状、 寸法も 同じに 合せて、

ファン シュラウド、 リザーブタンク マウント も、 これまでと
同じものを そのまま 使えるように 作ってもらい、
キャップ位置 と、 オーバー フロー パイプ は
これまで リザーブタンク と 反対側 に なってて

ラジエーター の 上 を でろーん、、、 と ホース が 這ってたので
せっかく 作ってもらうなら、 近い方にと 依頼。
完成 したら 広島 ではなく フィット へ 送ってもらいまして
お次 は FIT で シュラウンド の フラップ 加工 に 進みます

フラップ加工 とは、
モリソン マーク や
アパ太郎、
37 ZEPHYR に 装着 している
ファン シュラウド に 施されている 加工 の ことで

通常 ファン シュラウド は ファン部分 以外は 蓋がされてて
空気 が 逃げないように なっていますが
ファン部分に 向かって すり鉢状 になってる シュラウド は いいのですが、

四角い 箱状 の ファン シュラウド は 抜けが 悪いので
高速 走行中 などに、 走行風、 電動ファン、 エアコンの
コンデンサー を 冷却するための 電動ファン 作動など

入ってくる 空気より、 抜けていく 空気の ほうが 少ない 状況になり
ファン シュラウド内 に 乱気流 が 起きたり、 熱い 空気 が
停滞 してしまい、 冷却 性能 が 低下 するので

結果、 ラジエーター を 冷やせなくなって 水温 が 上がります
そこで、 風量 が 増えて 電動ファン部分 からだけでは 排気が
間に合わなく なったとき、 風圧で 開く フラップ を 設けておき


乱気流 や 熱気の 停滞を 起こさないように するのが フラップ 加工。
Y室 さん の SPIKEY は 高速道路 を 100kmくらいで 巡航してる時に
乱気流 が 起きやすく、 水温 が ぐいーん と 上がり


120kmくらいまで 速度 を 上げると 乱気流 が 解消 され
水温 が ぐいーん と 下がることが あるそうなので
今回、 ラジエーターを 外す機会が 出来たので、 合せて 施工しておきます


モリソン マーク や アパ太郎 に 使っている デラル、
ZEPHYR に 使っている グリフィン の フラップ を 参考 に
2種類の 厚みの ゴムフラップ と プラスチック リベット を 用意したら

インテーク パイプ ブラケット用 に 開けられた ネジ穴も
今後は 使わなくなるので、 穴が 残らない 位置 で
ファン シュラウド の 四隅に 開口 を 設けまして

正方形の 開口にせず、 真ん中を 残して 穴を 開けてるのは
ゴムフラップ が 何かの 拍子で 内側 に 入ってしまい
引っ掛かって 戻らなくなることが ないように 対策 しているもので

正方形 に 穴 開けていいならば 断然 簡単 で
作業 も 早く 終われますが、
ここは 手抜き できない 重要な ポイント です

四隅 に 開口を 開けたら、 ゴムフラップ を 上側 だけ
取り付ける 穴を ファン シュラウド、 ゴムフラップ に 開けて
脱着 できる、 プラスチック製 の リベット を 使い 固定

プラスチック リベット は、 内装 クリップ みたいな 構造 で
押しこむと くさびが 聞いて、 ひっぱると 抜けるので
簡単に ゴムフラップの 脱着が 出来て、 後の メンテも 簡単です

こうして シュラウドの 四隅に 開口と ゴムフラップを 設けてあげると
シュラウド内の 風抜けが 悪くなったときに 風圧で ゴムフラップ が
ぴろーん と のれん のように 開いて 勝手に 排気 するので

熱だまり や 乱気流 が 出来ずらくなって ヒート対策 になります
フラップ 加工を 終えた ファン シュラウド を、 作ってもらった
ラジエーター に 組み込んで Y室さん に 発送 と なりました
VIVA ! S庭 道場 & Y室 さん !!!!!!!