S原 さん の 50 MERC、 ” Ox Blood ”
CHOP TOP すると、 ガラス が 小さく なるので
視界 が 狭くなって、 周り が 見づらく なりますが

クラッシックカー らしい、 当時 の 大きな ステアリング も
前方 の 視界 の 妨げに なります。。。。。
だからと いって、 小径 の ステアリング を 付けると
クラシックカー の 雰囲気 を 損なって しまうので

Ox Blood では、 直径 こそ 大きな タイプ ですが
楕円型 の デザイン の ステアリング ホイール を
ボス 部分 を 加工 して 取り付けてまして

絶妙 な 楕円 なので、 視界 を 妨げませんし
ホーンリング も 付いてて、 クラシックカー らしくて 最高 です
そんな Ox Blood の ステアリング の ホーン ボタン は

ステアリング 自体 が 違う 自動車 メーカー の モノなので
メーカー の マーク が 入った オリジナル品 を 付けるのではなく
1940 ~ 1950年代 の マーキュリー の エンブレム の
デザイン を 使い、 Ox Blood の ホーン ボタン サイズ に 合うよう、

キャンディー レッド で 特注 した、 ワンオフ エンブレム でして
取り付け は、 ホーンリング に はめ込んで 接着 でしたが
メンテナンス性 が 悪いとのことで 対策 と なりまして

ナルディ や モモ などの ような、 よくある
” パチン ” と ホーンボタン が センター に
はまる 造り に していきたいと 思います

まずは 加工 の 際 に、 ステアリング や ホーンリング に
傷 が 付かないよう、 しっかり 養生 しまして
リング と エンブレム の 位置 関係 を 計測 して 検証

パチン と はまって、 パチン と 外せるように するには
脱着 の 際 にだけ、 突っ張る 機構 が 必要 なので
はめ合い部分 に 板バネ を 付けて、 テンション を 掛けることに しまして

エンブレム は 樹脂製 で 溶接 や 接着 が 出来ないので
2,0mm厚 の ステンレス板 を 切り出し、
エンブレム の ベース プレート として 使っていきます

続いて、 ホーンリング の 溝 に あう 都合 の 良い サイズ の
板バネ なんて、 規格品 で 売っていませんので
板バネ も、 ぴったり サイズ に 造って しまいます

鉄 の 塊 に、 折り込みたい 板バネ の サイズ に
削って 切り込み を 入れ、 メス型 の 治具 を 製作。
続いて、 先端 を メス型 の 角度 に 合わせて 削った

オス型 の 治具 も 造ったら、 0,8mm厚 の ステンレス板 を
作りたい 板バネ の 幅に 合わせて 切り出しまして、
ステンレス板 を メス型 に あてて、 オス型 で 叩くと


ご覧 の 様な、 折れこみ が 出来る 仕組み でして、
ベース プレート に 取り付ける 部分 を 90度 に 折り曲げたら、
長さ を 合わせて 切断 しまして、 板バネ が 完成。

先に 切り出しておいた、 ベース プレート に 溶接 しますが
0,8mm という ひじょうに 薄い ステンレス板 なので
溶接 の 際、 熱 を 掛け過ぎると すぐに 溶けて しまいます

ですので、 TIG 溶接機 の 設定 電流値 は、
20A という、 超 低電流で 溶接 しまして
ベース プレート に 板バネ の 取り付け が 完了

続いて、 完成 した ベース プレート に
エンブレム を 取り付けて いきます
ちなみに エンブレム は、 キャンディ カラー で 透けてるので

ベース プレート が 貫通 して 見えるように なるので
裏側 は ステンレス地 の まま ですが
表側 は 鏡面 仕上げ の 板 を 使っています

そうする ことで、 エンブレム を 取り付けると
底 が 鏡面 なので、 綺麗 に 写り込んで
透き通って 深みのある エンブレム に なります

ベース プレート の センター に 穴 を 開けて おいて
エンブレム の センター にも 穴 を あけて
ねじ山 を 作り、 ボルト で 固定 しまして

ホーンリング に 取り付け すると、 パチン と
程よい テンション で 突っ張りながら 溝 に 収まり
裏側 から 確認 すると、 こんな 感じ で

板バネ が 引っ掛かって、 止まる 構造 で 出来ました
見た目 も パーフェクト ですし、 メンテナンス性 も 向上 しまして
誰にも 見えないし、 気付かれない 部分 ですが、、、、、、

S庭 師範 の あくなき 作り込み は、 妥協 を 許しません。
明日は、 YOKOHAMA HOT ROD CUSTOM SHOW、
横浜 で お会いしましょう !
VIVA ! S庭 道場 & S原 さん !!!!!!!