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1940 LINCOLN ZEPHYR EL-CLASSICO VINTAGE and ANTIQUES

”現代でも快適に乗れるクラシックカー”をコンセプトに、1930年代~1960年代のアメリカ車を中心に輸入、販売、レストア、カスタムを行っています

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1940 LINCOLN ZEPHYR



 K藤 さん の  1940 ZEPHYR 進めて まして


ボディ 全体 にある、 腐食 した 部分 の 修復 と

リジット マウント から  ボディ マウント化 を 進めてまして


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メイン フレーム 無いけど、  4リンク セットアップ中。。。。


理想 の 4リンク の アーム角度 で セットアップ すると 

既存 の フレーム は 使えないので、 摘出 されまして


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メインフレーム Cノッチ し直して 高く 作り直しますが


4リンク の アーム を 理想の 角度 で 取り付けたいので

アーム の ブラケット を 接合できる 場所を 兼ねたいのと


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リア も ショックウェーブ を 使うので、  


ショック ウェーブ の ストローク を フルに 

使い切れる 高さに 作っていくので


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まずは 装着する タイヤの 外径 と、 それが 収まる

インナーフェンダー の 深さを 検証し


ショックウェーブ の 寸法も 治具を 作って 検証 したら


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作らないといけない メインフレームの 高さが 決まりまして


ショックウェーブ を 取り付ける サブフレーム、

ブラケット の 形状も 決まって、 まずは 仮組み。

 
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続いて、 後 に フレーム を Cノッチ したら

その上の フロアを 高く 作り直して いきますが


そこが ひな壇に なるので、 その スペースに載せる 予定の 


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ACCUAIR の ENDO CVT ユニット の 寸法 が


高くなった ひな壇 と、  ルーフの 間に 収まるか

メンテナンス できる スペースが 出来るか 検証し


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設計 した 寸法で  正しく 機能 することを 確認したら


その 寸法に 基づいて 型紙を 製作し、 鉄板 から

側面、 上下面 の ピースを 切り出して いきまして


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フレーム の 上下の 面になる 板は、 


側面 の カーブ に 沿わせて 曲げて いき

4面分 の 板を 製作 しまして


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オリジナル の フレーム は コの字 の 3面張り構造 ですが、 


4面 を 貼りあわせた 箱状にすることで 強度を 上げつつ

ボックスの 中には、  厚い 板を 切り出して

 
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結露 防止 と、 水抜き の 穴を 設けて 内部に 溶接。


その後 蓋を するように 4面 貼っていき、 箱状にした

新しい Cノッチ フレーム を 作りまして


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車重が 掛かったり、 衝撃が 掛かる 部分 などは


角角に 作った フレーム だと、 応力の 特性上

力が 角の部分に 集中して、 逃げ場が なくなるので


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角部分 から 割れてきて しまいますので


荷重 が 掛かる部分の フレーム や ブラケットを 作る際は、 

出来るだけ 角のない 形状で 製作するように します


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丸い 水風船は、 丸くて 力を 逃がしやすいので

落としても 割れずらいですは、 


角のある 牛乳パックは、 落したら 破裂 しますので


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中に 高い圧力を 掛けても 割れたり 破裂させないように

エアサス や ハイドロ などの  圧力容器が 必ず丸いのも、


沢山 ガソリン や 軽油 を 入れて 運ぶ タンクローリーも 


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重みで 外に 広がったり、 割れたり しないように 

丸く タンクが 作ってあるのも 同じ 原理ですし


サスペンション の アームを オリジナル の プレス構造から


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チューブラー タイプに 変えると、 曲がるときに 

車重が 掛かっても  変形 しづらくなるので


走行性能 や フィーリング が 良くなるのも 同じですね


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点付け 仮組みした Cノッチ フレーム を クルマに 

あてがって 確認すると、 ぴたぴたに 合ってますので


溶接の 熱で 歪まないように 定番の上で 本溶接に 進みまして


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これだけの 面積を 全周 溶接 していくと

当然 溶接の 熱で フレームは 歪んでしまうので


板の 4面 貼り合せ方 や 開先の 入れ方、  

  
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溶接する 電流 や 順番 など、 経験と 知識を 駆使して

歪ませない 溶接 方法 で 本溶接 しまして


歪みが ないのを 確認 し、 溶接跡 を 綺麗に 仕上げしまして


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溶接などの 国家試験 では 様々な 溶接 方法、

開先の 種類や、 歪みの とり方などが 試験で 出ますし 


整備士資格を 取得する際に 力学、 応力 などの 問題も 


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試験で 必ず 出るので、 モノ作り する上では 

欠かせない 基本 知識 なんですね


そういった 知識も 得たうえで  これまでの 経験も 生かして、 


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ただ 車高が 下がるような 形に 作れば いいのではなく

きちんと 機能 して、 長く乗っても 壊れないように 作っていきまして


次は ショックウェーブ を 取り付ける フレーム製作 に 進みます


VIVA !  S庭 道場  &  K藤 さん !!!!!!!!!!




[ 2019/03/16 06:22 ] 40 LINCOLN ZEPHYR *V12* | トラックバック(-) | コメント(-)