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1959 IMPALA CONVERTIBLE EL-CLASSICO VINTAGE and ANTIQUES

”現代でも快適に乗れるクラシックカー”をコンセプトに、1930年代~1960年代のアメリカ車を中心に輸入、販売、レストア、カスタムを行っています

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1959 IMPALA CONVERTIBLE



 1959 IMPALA CONV を レストア している

H田 さん から 連絡 が ありまして


ボディ、 フレーム を サンドブラスト 処理 して 


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現在、 ボディ ショップ で 塗装 を 進めているそうですが


フロント バンパー の 下に付く、 バランス パネル を

固定 する ブラケット が  片側 欠品 してるそうで

  
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アメリカ で 探したけど  見つからないし、


60年 も 前の 中古品 を 見付けた ところで

どうせ ボロボロ なのに  いい値段 するだろうから


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欠品 してない方の 現物 を 送るから

同じのを 左右分 新しく 作ってくれない?


とのことで  品物が 送られてきまして


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現物 を 計測 すると、  厚さ 1,6mm なので


薄くて 軽い バランス パネル を 支える 程度なら

同じ 厚さの フラットバー を 曲げて 穴 開ければ


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じゅうぶん 強度的 には 耐えられますし、 


潜って だいぶ 覗きこまない限り

表からは 見えない 部分に 付く物なので


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簡単 に 安く 作れますが、  極上 の クルマ を

しっかり レストア してる 最中 なので


忠実に  オリジナル 同様 に 作り込む 必要があり


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型紙 と 曲げる 度型 を とったら  同じ 厚みの 鉄板を 切り出し


幅 を 合せて  両サイド を ベンダー で 折り曲げまして

折り曲げた部分は オリジナル と 同じ 高さに カット。


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度型 に 合せて 曲げていく 際、 そのまま 曲げると

耳部分 が 折れたり、 鉄板 も 歪んでしまうので


内側 と 外側 から、 4,5mmの 鉄板 で 挟んで


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潰れないように 保持 しながら、  厚い 鉄板 ごと

プレス機 で 曲げて いきまして


度型 通り に 曲げ終わったら、 厚い板は お役御免。。。


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たった 2つの 板を  綺麗 に 曲げるためだけに 

こんなに 大量 の 分厚い 鋼材が 使い捨てられまして、、、、、

  
”  あたかも オリジナル ” は 簡単 には いきませんね


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それでも 曲げた部分 の 耳は 少し 歪むので、 ハンマリング で 

綺麗に 板金 し、 オリジナル と 同じ長さに なるよう 切断。


その後、 位置 を 合せて 穴を 開けたら  完成 と なりまして


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鉄 は 曲げると 引っ張られて 伸びるので、 

先に 長さを 合せて 切っておいたり、


穴を 開けてから 曲げると、 伸びた分 長さ が 変わり

長さ も 穴位置 も 合わなくなる 可能性 が あるので


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物作り は、 金属 や 加工の 特性を 踏まえた、 

適切な 加工手順 で 作られて いきまして、 


やっぱり 熟練 の 職人さんは  ゴイゴイスー です



[ 2019/01/25 05:35 ] EL-CLASSICO | トラックバック(-) | コメント(-)