K藤 さん の 1940 LINCOLN ” ZEPHYR ”
外した ボディ パネル と、 ボディ 表側 の
剥離 作業 が 終わりまして

塗装 も パテ も、 全部 そぎ落としたので
ボディ の 腐り や、 過去 の 修理跡、
CHOP TOP の 際 には

どこで 切って、 つなぎ合わせたのか
丸見え に なりました
「 ボディ を きちん と 作り直す 」

という、 K藤 さん の 要望 に 合わせて
塗装 されている ままだと 解らない、
本当 の コンディション の 見極め と

どこを どう 直さないと、 良い ボディ に
ならないのか を 確認 するためにも
剥離 作業 は 避けられない 作業 です

ボディ は、 外せる ものは 全部 外して
外側 を 全て 剥いて みましたら
腐って 穴 が 開いているような ところも なく
コンディション は 上々 と 思いますが
CHOP TOP や、 過去 の 修復跡 は
雑 な 仕上げ が 目立ちます。。。。。

表側 の 剥離 作業 が 終わったら
続いて、 内側 の 剥離 作業 に 進みまして
ボディ は 袋状 の 構造 に なっているので

外側 が 元気 でも、 内側 が 腐っていたら
袋状 の 構造 では なくなって、
本来 の ボディ 剛性 は なくなりますので

表側 だけではなく、 内側 の 隅まで 剥いて
どのような コンディション に なっているのか
正確 に 把握 しないと いけません

内側 というと、 室内 や フロア だけでなく
それ以外 にも、 コア サポート や
インナー フェンダー の 裏側 も ありまして

インナー フェンダー の 裏側 など
水 に さらされる 部分 は
錆びないように アンダー コート が 塗られてまして

フロア や、 タイヤ ハウス には
防振性 や 断熱用 の ため
やはり、 アンダー コート が 塗られてまして


その 剥離 作業 が とても 厄介 です
アンダー コート は 完全 に 硬化 せず
いつまでも 半練り状 で 固まらないので


柔らかいので、 ペーパー では 削れませんし
スクレーパー で そごうと しても、
カップ ブラシ で けずろうと しても


ブニョー っと、 伸びるだけで、 剥がれて くれません。。。。。
そこで、 ガス バーナー を 使い、 軽く
炙って 熱 で 柔らかく なった ところを


スクレーパー を 使って、 削ぎ落として いきます
フロア も、 凹凸 が あって 複雑 な
形 を してるので 作業 しづらいですが、、、、、

地道 に 削ぎ落として いきまして
削いだ あとに、 表面 に 薄く残った アンダー コート は
シンナー を 塗って、 柔らかく 溶かしてから

最後 は ウエス で 拭きとっていく、、、、、、
という 手間 の 掛かる 作業 なので
ボディ の 表側 の 剥離 は 数人掛かり で

4、 5日 で 終わりましたが
内側 や 裏側 の 剥離 作業 には
表側 の 倍以上 の 時間 を 要します

そうして 完全 に 剥離 作業 を 終えると
より 鮮明 に 腐食 や 修理跡、
カスタム の 際 の 加工跡 が 確認 できまして

腐り が 無いと 思ってた 部分 も
キレイ に 仕上げてある と 思った 部分 も
全部 丸見え なので、 よく 確認 できます

こうして、 ボディ は 表側 だけでなく
内側、 裏側 まで 全部 剥離 し
完全 な ベアメタル 状態 に しまして

手直し や、 作り直し が 必要 な 部分 を
細かく 洗い出し、 リスト アップ しまして
オーナー の K藤 さん に ボディ を 見てもらいながら

状況 の 説明 と、 処置 や 手直し を
メタル ワーク で、 どの レベル まで
直して いくのか、 相談 に 来てもらいまして

現状、 溶接跡 が 汚かったり、 溶け込み が
悪い 部分 は 沢山 ありますが
溶接 が ちゃんと 付いて いなかったり

割れたり してて、 問題 に なるところ は ありませんでした
CHOP した ところ は、 鉄板 どうし を
突合せ ではなく、 重ねて 溶接 してるので

強度 の 低下 と、 面 が 出てないので
大量 の パテ が 入って いました
それら を メタル ワーク で キレイ に やり直すと

ボディ の 切った 貼った と、 CHOP TOP の
やり直し などに なり、 膨大 な 時間 が 掛かり
それに 準じて、 費用 も かさんで きます。。。。。

剛性 や、 腐食 している ところ 以外 は
無理 に 直さず、 パテ を 盛って、
塗装 して しまえば 見えなく なってしまうので

その分、 費用 も 安く 済みます
どこまでの レベル で 手直し するかは
K藤 さん の 要望 次第 に なるので

どう しましょう と 相談 しようと 思ったら
「 ZEPHYR という クルマ を 作る 以上、
妥協 したり、 手を 抜く ツモリ は ない 」

と、 本気 で 作り込んで いくとの ことなので
S庭 道場 が もっとも 得意 と する
メタル ワーク の 技術 を 発揮 できますし、

作業 の 様子 も、 見応え の ある モノ に なりそうです
ベア メタル の 状態 でも、 カーショー に 出して
自慢 できる レベル に 仕上げて いくようですし

GNRS への 出展 を 見据えて、
ワールド クラス の クルマ に なるよう
作り込んで いきたいと 思います
VIVA ! S庭 道場 & K藤 さん !!!!!!!!!!